ハンドアウト・メサイアの第2話(作品ページではHO2ですえへへ)である「女教皇の弟」を公開してきました。
これは近況ボードにも書いたのですが、今回「好きなことを勉強して研究して希望の分野での修飾も叶ったのに結婚して家事負担が過剰に掛かって具合が悪くなった」女の人が出てくるんですね。こういう聡明な女性を象徴する「女教皇」と言うタロットカードがありまして、今回天啓を受けたのがその人の弟であるので「女教皇の弟」と言うのがハンドアウトタイトルとなっています。
この章タイトル毎回困るんですよね。適当でも良かったんですけど、「あなたは聡明な姉を持つ大学生だ」みたいな書き出しになるじゃないですかTRPGのハンドアウトって。そういうテキストにつくタイトル、と言うイメージでいます。
今はこの弟くんがスマホだけ持って(鞄は置いていった)現場からこっそり逃げ出すって言うシーンくらいまで公開されています。スマホにモバイルICが入ってるから別の所行けるって言うことなんですが、これは自分が改札で、スマホで通過している人を見た時に思いついたやつですね。
さて、次回の第3話、ハンドアウト3ですが、これはクリエイターとトラブルを起こすクライアント……と言うイメージでいます。
クリエイターと読者のトラブルと言えば、そう、スティーブン・キングの「ミザリー」だね。
国成さんが割と古典作品をぼかしつつ喩えに使ったりするので、「ミザリーじゃねぇか」って言うためだけに「ミザリー」を買いました。これから読みます。
多分参考にはならないと思う(漏れ聞いたあらすじがかっとびすぎてて)。参考文献にはするけど。
だからタイトルは「アニー」とかでも面白いかな。「あなたにはひいきにしているクリエイターがいる」みたいな書き出し。
真面目な話ですが、割と他人を言い訳にするとモチベーションって上がるんですよね。この人の為に頑張ろう! みたいなやつ。
救済ってその最たるもので、「私ならこの人を救ってあげられる!」みたいな確信ってやっぱりすごい行動の原動力になるのかなって。
でも他人を言い訳にした行動って自分のためにはならないんですよね。勝手に着せた恩だけ膨れ上がっていって相手にはサイズが合わなくなってしまうから。
私は割と恩着せがましいのですがそういう自覚があるので、「これは自分がやりたいからやるのだ」と言う事を自分に言い聞かせながら行動するようにしています。
でもやっぱ他人を助けたら感謝されたりお返しが欲しいのが人情だから困っちゃうね……。
そういう、人間のある種の優しさの陥穽みたいなところを描いていきたい。
さて、ふたつめの話題ですが、タイトルの通りアルファポリスの第17回ファンタジー小説大賞に応募してきました。
ハンドアウト・メサイアの読み切りの方で。
ハンドアウト・メサイア(読み切り)
SFの小説大賞ないよなーって予定見ながら思ってたんですが、ハンドアウト・メサイアの横にエントリーボタン出てくるから「はて?」と思って要項見たらSFも要件に合致するんですね。
毎度のことですが、文字数的にはとても大賞なんて狙えないんですよね。ただ、こう言うのって参加することに意義があると思ってるのでエントリーしてきました。
今連載中の方で応募しても良いのかなとは思いましたが、一応完結してる方で応募したいなぁと言う気持ちが自分の中にあり、読み切りの方を投げてきました。
賑やかしです。
「文字数的に大賞は無理」と言うが作品の質で狙えると思ってるか? と言われたらまあ無理だとは思いますが……!
私の信条は「日を追うごとに上手くなる」なんですが、やっぱり去年とかおととしに比べると全然小説書けるようになってるなって思います。去年もおととしもそう思ってたんですよ。多分来年には「書けるようになった」って言ってると思います。
この調子でどんどん書きたいものを叶えたいですね。
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