なんだかこれが作品のタイトルになりそう。作業に追われる魔女の修羅場進捗。
と言う冗談はさておき、現在鋭意作成中の小説について設定を固めるために語る記事です。平気でネタバレしていくタイプの記事です。
と言う冗談はさておき、現在鋭意作成中の小説について設定を固めるために語る記事です。平気でネタバレしていくタイプの記事です。
前回はだいたいざっくりの設定と、軸になる事件、その犯人についてお話ししたと思います。
おさらいすると、
- ちょっとした魔法が登場する現代ファンタジー+BL。
- 主人公はその町で魔法使いの頂点に立つ「魔女」を襲名した青年(真尋)。
- 魔女襲名の際に封印した自分の心の一部が盗まれてしまう。
- その犯人は友達(直久)で、最終バレる予定。
で、これちょっとBLと言う話をしていたんですが、直久×真尋なのか? 最終心を盗んだことがバレるバッドエンドなのか? と言う感じになっちゃうと思うので先に説明すると、そうはなりません。真尋の前に可愛い年下の男が現れますのでご安心(?)ください。蒼くんという繊細な男の子が、自分のこと繊細さを制御するために相談に来る、と言うところから物語が動きます。
ざっくり作ったプロットがこちら。
- まずは序章。ここで真尋の心の一部が何者(直久です)かに盗まれる。
- 五年後。蒼が登場する。彼は自分の繊細すぎる心が嫌になったので封じて欲しいのだと言う。それはほいほいとやるもんじゃないんだと言う真尋は、彼を弟子として取ることに決める。序盤はまだ距離のある二人。久藤が間に入って取りなしている。修行と言うことで色々と付き合わせる神波。怖い人だなぁと思いつつもパワハラはされないのでついていく蒼(2~3話分)。
- 徐々に蒼が真尋周辺に馴染んでいく。この辺で久藤が「魔女が心を切り離す理由」について説明する。うっかりで、さらっと「真尋の心はそんなになかった」みたいなことを言う(そんなもん先代魔女と本人しか見てないはず)。ラストで「あ! そう言えばあの時!」ってなる。1の延長で距離はありつつもちょっとずつ慣れていくターン。(1話くらい)
- 実は心がどっか行っちゃって不安な真尋が蒼にだけその胸の内を吐露する。その時に恋に落ちる蒼(この時は無自覚)。あゆみさん(先代魔女)に話を聞こうかな~とか思ってる(1~2話)。
- 真相に辿り付く。多分あゆみさんあたりに「切り離した心は先代魔女と本人しか見られないからね~」みたいなことを聞かされて「エッ」てなる。「瓶の大きさで当たりはつくでしょうけど」
久藤から真尋の心を取り返そうとするが、業者のツテで色々飛び道具(変わり種的な意味で)を持っているためボコボコにされる蒼。最終的に取り返して窃盗の罪で警察へ。あとで千人委員にもかける。
「どうして私の為にそこまで?」
「あなたのことが好きだから。今は応えてくれなくても良い。いつか返事を聞かせてください」みたいな感じで終わる。(前後編の1~2話)
なんか色々と解説されてないワードとか登場人物がいるんですがまあそれはおいおいと。
連作短編で、魔女である真尋が町の人たちの悩みとか不安を魔法を使って解消する話なのですが、魔法で提供できる事象の多くは科学で安定供給できる、と言う設定です。だから実は魔法と言うのは本当は効率だけなら必要がない。でも、文化と言うか趣味と言うか、心の栄養と言うか潤いとしては魔法が必要とかそう言う感じです。なのでRPGみたいに、ゲーム的な魔法は出てきません。真尋も「そんな症状が出るなら医者に行くように」と言う程度に科学を信じています。
物語の軸だけは考えているんですが、実は一つ一つの話については何も決めていません。一応登場する魔法についても上記の様な仕組みをざっくり考えていますが、厳密に何ができて何ができないのか、と言う事は決めていません。
最後の2話は前後編で直久と対決するだけだからあんまり細かく事件を考えなくても良いのだとは思いますが、せめて5話分の事件を考えなくてはいけない………。
という感じです。プロローグだけ書き終わっているんですが、ここから先は個別の事件について考えないといけません。ささやかな事件系の作家さんはよくあんなに色々と事件を思いつくな……いや私は素人なんですけど。
息抜きで森澤と浅見のBLでも書くか(!?)。
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