防犯カメラから始まる商店街ホラーの最終部分を考える記事です。
続きから本文。
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前回の記事では起承転結の転まで考えました。
・人形に金持ちの髪の毛を巻いておびき寄せる作戦に出る。幽霊は人形を破壊して気が済んだのか消えていく。そして今回はこの2行を膨らませます。
・しかし、数ヶ月後、再び商店街に謎の影が……。
2行て。
とは言え結でやることなんて解決編くらいなので……。
前回の記事で素人判断で撃退する前に「お祓い頼めないか→いや無理!」という流れにしようか、と言うこともちらっと書いたのですが、この部分については「どこから来ているかわかればそこでお祓いなり何なりして解決できるのでは?→なんか最近カメラに映る影の人数が増えてていつどうなるかわからないから特定している時間がない!」と言う感じにしようかと思います。
上記を踏まえて詳細プロットを作ると、
・これ、お祓いとかした方が良いんじゃないか、と言う話になる。でもそう言う悪霊が湧いてくるところを祓わないと無理では? と言う話になる。
・じゃあ出てくる所を特定しようとしたところ、映る人数が増え始める(転の時点で人数増えてても良いかも)。
・これはもう待っててられねぇぞ! と言う事でありがちな身代わり作戦をやる。具体的には金持ちの髪の毛を人形に入れてどっかに置いておく。
・まんまと引っかかって人形をメチャクチャにし、すーっと消えていく悪霊。
・これで一件落着。武藤の記事も無事に出た。
・しかし、しばらく経ったある日、一件落着したと思って誰も見てない防犯カメラにまた影が……。
そう言えば武藤が取材するところから始まるので武藤の記事が無事に出た、くらいのエピソードはちょっと入れておかないといけない気がする。
と言う事でこれでひとまず起承転結のプロットは完成しました。
そして、実は地味に書き始めています。
ちょっと今回から書き方を変えて、このプロットを元にまた下書きのような、プロットと作品の中間みたいなものから書いてみようと思いました。
(商店街に取材に来た武藤。出てきた後方の人に名刺を渡して挨拶をしている)こんな感じ。最初からがっつり書いて後で矛盾点見つけて書き直すと大変なんだもんな……。
「よろしくお願いします。メールでもお話ししていましたが、東京の中に息づく商店街のカラー、みたいな話をしたいなと思っていて」
「そうですか~」
(なんだか歯切れの悪い広報。何かトラブルでもあんのかな……と思いつつ、まあ俺にはあんまり関係ないな、と思って取材を続ける武藤。持ってきたワイシャツをクリーニング店に預ける。和菓子屋で菓子とお茶をもらう。肉屋のコロッケが美味い。写真を撮ったりもする)
「なんか色々大変そうですね~」
「まあね~」
(と言う話をしながら通い、買い食いをし、仕上がったシャツの綺麗さにうっとりし、写真を撮る。)
(こういうことを一ヶ月くらい掛けてやっている内に、和菓子屋の店員が幽霊の話を持ち出す)
「なーんか最近幽霊が出るとかなんとか言っちゃってさぁ」
「幽霊? これ(お化けポーズ)ですか?」
「そうだよう」
(よくよく話を聞くと、広報の店の横の細い道を通ってどっかにいく幽霊らしきものの姿が映っていたらしく、広報は最近気が気じゃないらしい。)
「それ、いつからですか?」
「二、三ヶ月前かな。別になんか悪さされてるわけじゃないけど、まあ広報さんは気味悪いだろうね~なんか最初は酔っ払いかなって言ってたんだけど、なんか最近増えてるんだって」
「ふーん」
(その後、広報と話ながら、そう言えば……と幽霊騒ぎの話を持ち掛ける武藤)
「そう言えば、風の噂で聞いたんですけど、出るんですって?」
「あー……」
(渋い顔をする広報。まあ評判に関わるだろうな~とも思う武藤)
一旦これで最後まで書いて、詳細な小説にしてみようと思います。
そう言えば余談ですが、今アルファポリスさんでホラー・ミステリー大賞やってますね。
人の目に付くチャンス……! ではあるんですが、「エントリーして良い奴は、出版される覚悟のある奴だけだ(意訳)」と言う注意書きを見て二の足を踏んでいます。
いや、「セキュリティ・フッテージ」が大賞取れるとは欠片も思ってないんですよ。ただ、やっぱりそう言うこと書いてあるとちょっとうーんって気にはなっちゃいますね。何て言うか「やめろよ」って言われてることをやりたくない的な意味で……。
正直字書きとしての目標が出版なのかというとはっきり答えられないと言う半端な気持ちがあります。
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