一応、この記事にも書いた通り、このシリーズ一応連作短編の予定ではあります。
と言うかこないだアップしたやつも冒頭に久藤とあゆみさんが出てきてその後さっぱりなので、そろそろこの二人を出さなくてはいけません。
とりあえずまだチュートリアルと言うか導入なので、真尋のお仕事について説明するフェーズです。
ちなみに前回は「既婚者に横恋慕してどうしようもなくなった人」の嫉妬心を取り出しました。
じゃあ今回はどうするんだって話なんですが、今回は「心を取り出すまで行かないけど何かしら解決するよ」と言う話をします。
まだこっちでは説明していないんですが、この町は魔法が「まあある……よね……?」くらいの信憑性を持って語られるくらいなので、魔法の町内会的なものがあります。
それが「千年委員会」です。なんちゃら委員会とかなんちゃら議会とか語感が大好きなのでやりました。
「千年委員が先代の迎えなんですか?」真尋の心を盗んだ久藤さんもこの千年委員会に入っています。
「いえ、そう言う訳ではないんですけど、親切心で申し出てくれたみたいで」
久藤直久は真尋の友人でもあり、この町の「魔法」についての監視や互助を行なう千年委員の1人だ。若くして実家の材料店を継いだ男で、この町の魔術師たちが各々の術に使用する材料や道具を手配している。
と言うことで、今回は魔法使いの「道具作り」と言う側面にスポットを当てる話にしたいと思います。
起こる事件は「本がつまらなく感じた読書家の女の子」。
この子には最終的に「とりあえず思った事全部書きな」って言って自由帳みたいなのを渡すんですけど、その自由帳がオーダーメイドって言うか久藤さんちの材料を使ってめっちゃ綺麗な装幀で作られているって感じです。
で、その自由帳は同じ千年委員の本屋さんが作ってくれる……と言うことで、世界設定を広げていく話にしたいと思っています。
と言うことでぼちぼち書いてはいるのですが、いかんせん導入が面倒になっちゃうタイプの書き手なものでね……。導入で苦戦しています。
そう言えば最初にこのシリーズの記事書いたのって1年半前だったんだな……行き詰まってる様に見えても時間が解決するってことはありますね。
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