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なくてななほし

挙動が怪しい創作者の覚書きブログ。3Lためらいなく出てくるので苦手な方はご注意。下書きカテゴリは投稿サイトにアップしたら削除しています。

HO4完結とHO5公開と骨伝導多摩分室
色々書いてたりしたよと言う話。
続きから本文。

ハンドアウト・メサイア HO4.ほら吹き男爵(アルファポリス)
ハンドアウト・メサイア HO5.黄金林檎(アルファポリス)

HO4のほら吹き男爵は、天啓を受けた友藤さんの影がちょっと薄くて、代わりに「天啓持ちなんじゃないか」と疑われ得た佐藤さんの方が目立ってるのがちょっとコンセプトから外れたかな~と思いつつ、書きながら再三作中でも語った「救済願望を持つ人間なんて『天啓』がなくてもいくらでもいる」と言う話を具体例として出した感じです。いや書いてるときはそんなこと考えてなかったけど、まあそうなるよねって言うか。

その上で、神林くんが持っている「自分の有用性への焦燥」とか、そういう物にスポットを当てたりしました。
ここで重要なのは、彼が「テータの前でそれを口にする」と言う事で、HO3のラストで言ってるんですが、テータも「自分の判断は正しいんだろうか」と言う悩みを口にしています。
それはとりもなおさず「自分は地球のために動けているんだろうか」と言うことでもあり、その時哲夫は「浪越さんがいてくれて良かったと思ってる」ってフォローするんですけど、テータは「地球人の二人に比べたら全然だな」って思っていたわけです。
そんな彼女の前で、地球人の杏がそういう悩みを口にすることで、「神林さんでもそうなんだ」って言うことがテータには伝わるんですね。

哲夫は哲夫で「宇宙人と天啓持ちに比べたら俺にできることは少ない」って思ってるので、皆隣の芝生は青いんですよね。
と言うのがHO4。

HO5では哲夫が過去の恋愛に思いを馳せたり、杏が「当たり前のこと」をして人の心を救ったりします。
案外「救済」って劇的でもないのかもしれないなと思いました。
ちなみに、このHO5、なんと26,000字あります(震え声)。

あなたを震わす音(くるっぷ)
パブリック24で出た、「骨伝導イヤホンにくっついて音を聞く二人」の話題に乗っかって書きました。
テータと哲夫は何というか「バディ」なので恋愛にはなりません。と言うかテータは「地球人の女」に擬態しているだけなので、本当は男か女かわからないしそもそも地球と同じ雌雄の概念があんのか? みたいなところはちょっとある。

次はちょっと大きな話だから頑張って書くぞ!

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