前に投稿していた文庫ページメーカーにざっくり書いたやつを膨らませて導入っぽく書いたやつです。
私もかつてはそうでしたが、世の中本を読まないと生きていけない人種というのはいるもので、それが比喩ではなくて本当に本を食事のように必要とする種族がいたら……? と言う発想で書きました。種族の名前全然思いつかなくてレターグールととりあえずしたんですけど、字食鬼とかが良いのかな……? 蔑称みたいな名前ですけど。蔑視される謂れはないとは思うのですが、多分多数の人間にそぐわない者はそういう名前を付けられていそう。
と言うことで普通の食事代+書籍代が異様にかさむので富豪なら良いけどまあ普通のお宅は賄えんよねと奉公に出される設定です。
そして奉公人を抱えるような大きなお宅は大体政争に巻き込まれている(ド偏見)のでファンタジー世界なら呪いの掛け合いとかありそう。
と言うことでお嬢様が字が読めなくなる呪いを掛けられてしまうという。
そういう設定ではありますが、最初に思いついたのはラストのアニタが「私が読んで上げますから」って言うシーンで、アニタが呪文を読み上げてノエリアがそれを復唱するって言う輪唱スタイルタッグバトルの方です。
メイドとワンピのお嬢様が二人でくっついて一つの魔導書見てる(ノエリアは読めないけど)の絶対バトルものの絵としてかっこいいでしょ。
そういう煩悩から来ている設定です。
とりあえず書いてみて、「ここどうなんだろう、あれどうなんだろう」と言うことを考えて、ちょっと習作がてら書いてみるか……2500字くらい……で書き始めたらあれよあれよという間に5000字行ってしまった。
なんだろうちゃんと説明できるとやっぱ字数増えるんだね。
書いてて気付いたんですけど、アニタとノエリアの間には「読めなくなるとどうなるか」と言う点について決定的な溝があるんですよね。
多分ここの溝って永遠に埋まらないんだけど、いつか別れるその日まで傷付けたり謝ったり気遣ったりしてやっていくんだと思います。
今年の後半からちょっと時間できるかなって感じなので創作それぞれちゃんと進めていきたいですね。
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